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インタビュー

子ども専用、ママパパ専用電話相談を続けてきて感じること~子ども劇場千葉県センター

18才までの子ども専用電話相談「チャイルドライン千葉」。「ママパパラインちば」と共に、ボランタリーで実施している特定非営利活動法人 子ども劇場千葉県センターの担当者にお話を伺いました。

「チャイルドライン千葉」

日本で「いじめや自殺」が問題になってきた1999年に「子どもの話を聴いてみようよ」という思いでスタート。1986年、既にイギリスで開始。電話の「受け手」の育成に注力し、「指導・指示しない=傾聴するだけ」の電話対応で、月~土曜日16~21時まで受付(全国では70団体が受付中)。固定電話から携帯電話、さらにフリーダイヤルになり件数がぐっと増加。2016年は、総着信数7498件、会話成立2929件。一言、いたずら、無言、もしもしのみで切れる場合も多いが、大人を試すテストコールとして大切にしている。

相談から見える「気をつかう子どもたち」

相談内容の傾向は、開設当時から基本的に変わらず、人間関係についての悩みが多い。子どもにとっての一番の居場所は、学校と家庭で、その中での人との付き合い方の相談が多い。子どもの話を聴くなかで、「一人親なのではないだろうか?」と感じることも多くなった。疲れているお母さん、忙しそうな先生に心配や迷惑をかけたくないと、子どもたちはとても気を遣っている。周りと上手くやっていきたい、みんなと仲良くしていたいと思っている。痴漢や写メを撮られたとか、SNS上でのトラブルなど、社会の状況を反映する話も最近は多くなっている。

「ママパパラインちば」

2002年ママラインでスタートし、現在は、お父さん、お祖母さんからも電話が入る。千葉では毎週金曜日の10~16時に匿名で受付(全国では8団体が受付中)。千葉県内各自治体(子育て支援課・教育委員会など)を訪問して、案内カードを配布している。
お母さんからの電話が1番多く、子どもに関わる相談と、自分自身の相談が半々。友達がいるようでいない、ママ友との距離感で悩み、一人で頑張るお母さんが多い。頑張り過ぎて子どもに当たる。子育てに自信がなく、これでいいのか?と自分を責める。特に最近は多すぎる情報のために悩んだり、他人からどう見られるか心配で決められないなどが見受けられる。愚痴でも何でも話してほしい、聴いてもらうことで落ち着き、自分の気持ちを整理することができる。子育てが前向きに楽しめるよう応援していきたい。

心の居場所の大切さ

親以外の多様な大人が子どもに関心を持って欲しい。見守る目、話を聴く耳、声をかけないまでも「知っている」(無関心ではない)関係であって欲しい。選べるよう様々な居場所があり、信じられる大人に出会って欲しい。地域コミュニティは、うるさい、ややこしいと敬遠されてきたが、ママたちにとっても地域での多世代交流の場があればと思う。「チャイルドライン千葉」も「ママパパラインちば」も、気持ちを聴く、傾聴の電話です。相談者の名前も聞かない一番身近な話し相手として、みんなの心の居場所でありたい。

連絡先
特定非営利活動法人 子ども劇場千葉県センター                      〒260-0031 千葉市中央区新千葉2-17-6 サンコート新千葉102号  TEL 043-301-7262  FAX043-301-7263           Mail : kidchiba@lily.ocn.ne.jp
http://chiba.gekijou.org/


<<特定非営利活動法人 子ども劇場千葉県センター 団体紹介>>

子どもや親からの専門電話開設の他に、文化庁の「文化芸術による子供の育成事業」を受託し、舞台芸術・文化・体験活動の普及推進事業として芸術家を県内の小中学校70校に派遣。また、「病気と向き合う子供が笑顔になる贈り物事業」「傾聴の文化を拡げる講座」など、子ども分野の中間支援団体として活動。
団体正会員26、個人正会員25人、賛助会員24人、ボランタリー会員90人
理事長:宇野京子さん    事務局長:笠原直子さん