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インタビュー

岩橋百合さん  NPO法人たすけあいサポートアイアイ代表理事

千葉市美浜区は約40年前、東京湾の埋め立て地の開発によりできた新しい街で、国際色豊かな都市機能と、住環境を融合させた地域です。しかし、開発から40年がたち、急速に進む高齢化、また住民の約40%弱がエレベーターのない5階建て中層団地に居住しているということから特有の問題が生じてきました。
 「住み慣れた街で少しでも長く暮らしていけるように」と、たすけあい活動をしている岩橋百合さん。自身も美浜区に住み、地域活動や議員活動をする中で見えてきた様々な問題点を解決したいと、仲間6人で2008年「たすけあいサポートアイアイ」を設立しました。

外出の機会を増やす階段昇降サポート


 介護保険外のたすけあい事業として、保育園の送迎、産前産後の家事援助、草取り、電球の取り換えなどの家事・子育てサポートを行っています。中でも階段昇降サポートは美浜区ならではのサポートといえます。その利用者は年々増え、ニーズがあることを実感する日々です。デイサービスや病院の送迎サービスは、車いすの人の階段昇降はしてくれません。また、階段昇降の利用者さんから、そのまま車で出かけたい、という声が出され、2011年3月、福祉有償運送事業を開始しました。このサポートは利用者のニーズも高く2011年度は310 件、12年は10月までですでに426件となっています。
 今後ますます高齢化が進み、需要が高まっていくと思われますが、懸念もあります。現在、階段昇降機そのものは介護保険による貸与の対象ですが、操作者はヘルパーや家族に限られています。アイアイのようなNPOは130万円もの機器を購入するしかありません。さらに操作者の年齢制限(68歳まで)が決まっており、老老介護や独居の多い現在の介護現場の実態に合っていません。階段昇降機のメンテナンスや運搬する車両の維持費、人件費などの資金面でも厳しさは否めません。

サポート継続できる仕組みづくりを

そんな状況に一石を投じたいと、「平成24年度魅力ある美浜区づくり活動支援団体」に応募、採択され、行政、UR(都市再生機構)、社協地区部会、自治会、NPOなどと意見交換の場を持つことができました。「多様な立場の方々が地域の課題に寄り添い、具体的な解決策を探る、そんな試みに期待しています。階段昇降機サポートを利用する利用者への助成、提供するNPOなどの団体に対する事務所や駐車場の提供や活動費助成など、このサポートが継続していけるようなシステムを構築するため、働きかけていきます」と岩橋さん。
 高齢になっても障がいを持っても、住みなれた地域で安心して暮らしていける街づくりをめざします。

連絡先
NPO法人たすけあいサポートアイアイ
http://tasukeaiai2011.web.fc2.com/